【 部下の仕事をコントロールするには 織田信長のスタッフ操縦法（その１） 】
こんにちはレキオ上郷です。
日本の歴史上、最大の革命家とでもいうべき織田信長。
元は尾張という今でいう愛知県の一部を領有するに過ぎなかった信長が急速に勢力を拡大し一代で天下人にまでのし上がりました。
しかし、織田軍の急速な成長は、ある問題を生みます。
信長の勢力圏が広がった為、信長が全ての領土を
自ら統治することができなくなってしまったのです。
よって、各地の統治を家臣に任せるわけですが
ここでも信長ならではのアイディアを駆使して
自分の思い通りに間接支配することに成功しています。
部下に仕事を預けつつ、その業務内容をどうコントロールしていくか、
今回は信長を例にして考えてみましょう。
信長が領土拡大に伴い
直接統治できなくなってきった時に
各方面に司令官を置き統治する『軍団』という制度を作りました。
北陸方面に柴田勝家、
近畿方面に明智光秀、
中国方面に羽柴秀吉、
東海地方に徳川家康、
というようなそうそうたる戦国武将が
軍団長に名を連ねていることがわかりますね。
ただこのような実力者で曲者の戦国大名に
大勢の軍を預けて裏切られてしまったらどうするのでしょうか？
信長の軍団長マネジメントその１
・独走を防ぐ人事システム
信長は工夫を凝らして「与力」という制度をうまく用いました。
与力とは軍団長の配下に力のある武将を配属させて
軍団長と与力を互いに牽制させました。
つまり、与力に軍団長を監視させることで
軍団長の不正や裏切りを防ぎ、管理していったのです。
信長の軍団長マネジメントその２
・部門トップを独裁者にしない
そもそも戦国時代は下克上の時代です。
多くの大名が謀反によって滅び、
あるいは裏切りに苦しんできました。
それを見てきた信長は
戦いに勝つだけでなく
征服地の統治を
どう安定させるかが大切だと痛感していたのでしょう。
戦いに強いだけでは組織は持たない、
これは今の時代のビジネスにも通じることがある
概念ではないでしょうか？
各部門・部署に適正な人材を配置する
適材適所を行うことで
組織の運営は成り立っていきます。
信長のマネジメントから学べる所として
いくら有能な人材がいたからといって
決して独裁者にしてはいけない、ということです。
終わりに
戦国時代の覇者・織田信長の組織マネジメントの手法は
現代の私たちのビジネスでも学べる点が多くあるかと思います。
大きな組織と小さな組織ではマネジメント手法は違いますが、
基本となる軸は共通するので
歴史上の先人の知恵から学んで自身のビジネス・仕事に活かしてみてはいかがでしょうか？
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